私共が取り扱っているイタリアのオリーブオイルはシチリアの東、ヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山の南麓に位置するモンテエトナで栽培され製品化されているものです。
肥沃な火山性土壌の影響でエトナ山南麓にはオリーブをはじめブドウや果樹園が多く広がっています。
エトナ山は紀元前から活動を続けている火山で、日本の富士山程度の高さがあります。
富士の湧き水も良質ですがエトナの南麓も良質の水に恵まれ、オリーブ農園の中を流れシメト川に合流してシチリア第2の都会であるカターニャの南でイオニア海に注いでいます。
南北に長いイタリアは地域により気候風土も様々で、土壌と気候とに密接に関係するオリーブの品種が最も多い国です。
EUが制定した原産地呼称保護(DOP)は自然あるいは人的要因によって原産地と関わりのある特徴を備えた、特定の地理的領域で生産、加工、包装された食料品であることを示す品質認定です。
エキストラバージン・オリーブオイルでDOPの認定を受けている地域は36地域に及ぶことを見てもイタリアには多種のオリーブ品種が存在し、その伝統を現在まで維持していることがわかります。
イタリアにあるクスクナ農園は標高400m以上に位置するため、オリーブの害虫であるオリーブミバエの被害を受けず、農薬散布の必要がないこともオリーブ栽培に恵まれた土地と言えるでしょう。
栽培地と搾油所及び貯蔵、製品化工場は5km圏内に位置し、全てがクスクナ氏の所有ですので、収穫後の速やかな搾油が可能ですし、全工程が農園主の自主管理体制の下に生産しています。
クスクナ氏は低温搾油にこだわり、生産効率は低いという欠点はありますが、シノレア式という水と油の表面張力の差で熱を加えずにオイルを抽出する搾油方式を採用しています。
シノレアは、搾油中に一切プレスをしたり、空気に触れる工程がないため非常に良質のオイルが得られる方式です。
南北に長いイタリアは地域により気候風土も様々で、土壌と気候とに密接に関係するオリーブの品種が最も多い国です。
EUが制定した原産地呼称保護(DOP)は自然あるいは人的要因によって原産地と関わりのある特徴を備えた、特定の地理的領域で生産、加工、包装された食料品であることを示す品質認定です。
エキストラバージン・オリーブオイルでDOPの認定を受けている地域は36地域に及ぶことを見てもイタリアには多種のオリーブ品種が存在し、その伝統を現在まで維持していることがわかります。
ノッチェラーラ・エトネア種の特性とクスクナ氏のこだわった搾油から生まれるオイルは非常にデリケートな味わいです。
最近は我が国でも辛み、苦みがしっかりとしたインテンス(ストロング)タイプが好まれる傾向にありますが、クスクナの商品はマイルドな口当たりでライトタイプです。
フルーティーな香りでクセが少なく繊細な味わいを楽しむことができます。
ブレンドした“CUSCUNA”とノッチェラーラ・エトネア単品種の“NATALE”は味わいにほとんど違いが無いように思われますが、微妙な違いを感じていただきたいと思います。
また、軽い味わいですので日本料理にも使いやすいオリーブオイルです。